最近、存在を忘れていた投資信託を解約したら、なんと利益が4万円も出ていてびっくり。投資金額は14万円と少額ながら、いい感じに増えてくれました。
しかもNISAで運用していたので、税金もナシ!
忘れていただけに、めちゃくちゃ得した気分です。
どんな投資信託の商品に投資していたのか?…日本株インデックス系
この4万円の利益確定した商品、どんな投資対象だったかというとインデックス型の投信でした。
わたしが持っていた投信は、225銘柄の日経平均に連動して基準価額が動くタイプで、累積投資型(収益分配金再投資型)の商品。比較的初心者向けで、長期保有よりは、短〜中期売買に向いている投信商品です。
日経平均と言えば、朝昼晩のニュースで必ず値動きについて教えてくれるので、なんとなく馴染みのある方も多いのでは?
だからこそ、初心者に向いているのです。
日経平均が下がった時に買って、日経平均が上がった時に売ればいい。めちゃくちゃ単純でしょ。
注意
だけど、「投資」というのはリスクを負うもの。十中八九、資産が増えるとは限らないので、ちゃんと勉強してからやろう。
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投資信託っていうのは、買うのは比較的簡単。売るのはめちゃくちゃ難しい
仕組みさえ理解すれば、投資信託の商品を買うこと自体はあまり難しいことではありません。最近では、月5,000円程度から積み立てられる投信積立もあるので、働く若い世代にもおすすめの資産運用方法です。
だけど、投資信託は値動きがあります。だから、売って現金化するまで結果がわからないというのが基本。
投資信託を持っている途中で、「10%値上がりしてる♪」なんて喜んでいても、手放さないなら意味はありません。だって明日はもっと下がるかもしれないし、上がるかもしれないから。
だから投信は、買って終わりじゃなくて、売るまでが勝負ということを忘れてはいけないんです。
人間は値動きのある商品を「売る」とき、いろいろな欲がでる
投信や株、為替取引で利益を出すのが難しいのは、人間の心理にあります。
わたしはたくさんのお客さんの投資と、その売りどきを見てきました。人は投資型商品を売るとき、どんな考えをするのかということを思い返してみると…
相場が上向いているとき(景気がわりといいとき)
株価も為替も落ち着いていて、学生の就職率なんかがいいときは、なんとなく気分も上向き。

「もう少し、基準価額が上がる気がするから待ってみようかな。」
こう言われるお客さんはものすごく多かったです。グラフが右肩上がりのときって、ずっと上がっていくような気がしますよね。
相場が下降局面(景気が悪いとき)
リーマンショック後や、東日本大震災後などがこれにあたります。直滑降にグラフが下がっていくとき、投資型商品を持っているお客さんは、焦る方も多いです。
こんなときは、焦らずに売らないで、むしろ追加投資の大チャンスというのが本音。だけど…

「もう、これ以上損するの見たくないから売っちゃうわ!」
「狼狽売り」してしまうパターンです。もちろん、損切りするなら、痛手の少ないところで手を引いた方がいいということもあるので、正解はその人次第ですが、この人だって儲かっていた局面はあったはず。
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リーマンショック不況真っ只中は、売れない人続出
投資型商品を売れない例をもう一つ。
わたしが入社した頃は、リーマンショックで日本が不況にあえいでいたとき。日経平均は1万円を切っていたし、為替は70円代後半という超円高。(今にして思えば、このとき買ってれば大儲けだけど。w)

「いやいや、もう上がる気がしない。昔はよかったんだよ。基準価額が2倍以上になってさ。あのとき売ってればなぁ。」
景気が悪いときというのは、直前までは景気がよかったはず。その時を経験してしまうと、「あの時売っていれば…」と過去の利益にとらわれてしまい、なかなかてばなせない。しかも景気が良かったときはバンバン追加投資できたのに、悪くなると怖くてできない。
そうわかっていても、わたしだって大金をつぎ込んでいたならば、同じように思って、思うように投資ができないと思う。
買うからには、いつ売るかをしっかり考えてから投信を買おう
何が言いたいかというと、投資型商品は買って終わりじゃないということ。
これは最近話題のイデコ(個人型確定拠出年金)とかにも言えることだけど、現金で受け取るまでは利益確定しないということ。
運用途中の資産が増えていようが全然関係ない。だから、てばなす基準を自分で決めることが必要だと思う。
- 1割儲けたら終わり
- 半年運用してみる
- 基準価額がいくら以上になったらてばなす or 追加投資
金額とか、期間で「終わり」を自分で作らなきゃいけない。これが預金や貯金と全然違うところ。
とはいえ、わたしの投資信託は14万円投資で18万円に増えるという素晴らしい成績を収めてくれたので、また何かやろう。